業務内でアンケートを取らなければならない場面はありませんでしょうか。
アンケートには、直接ヒアリングを行ったり、アンケート用紙を配って回収したりと、様々な方法が考えられます。
このページでは、アンケートの収集方法とそのメリット・デメリットを解説します。
目次
手作りのアンケート用紙
一番誰でもできるアンケートの収集方法です。
ワードやエクセルなど、文章作成ツールを利用してアンケート用紙を作成し、その用紙を対象者に配り、回答してもらいます。
回答用紙を回収した後は、1つ1つ手作業で集計する必要があり、集計結果を分析するにはエクセル等へ入力する必要もあります。
メリット
- 誰でも簡単にアンケートが行える
- 記述式、選択式など、自由なアンケート項目の設計ができる
デメリット
- アンケート用紙を1から作成する必要がある
- 記述式が多いと得られる回答数が少なくなる可能性がある
- 集計作業がすべて手作業となる
- 集計作業の後、分析するためにエクセル等にまとめ直す必要がある
マークシート形式のアンケート
マークシートを利用したアンケートの収集方法です。
選択式の設問を設定して、その設問用紙と回答用紙を対象者へ配布し、マークシートへ回答をしてもらいます。
回答用紙を回収した後は、回答用紙を読み取り、ソフトウエアを利用して集計や分析を行います。
メリット
- 回答が選択式となるため対象者がアンケートに参加しやすい
- 設問用紙は回収する必要がない
- 回答用紙に設問が記載されないため、回答者のプライバシーが守られる
- アンケートの結果の集計が自動でできる
- 集計後の分析が容易
デメリット
- 読み取り機、マークシート用紙、ソフトウエアが必要
- 記述式にできないため設問を工夫する必要がある
WEBアンケート
WEB上でアンケートに答えてもらう方法です。
オンライン上で設問を設定し、回答専用のURLを発行し、回答者へメール等で配布し、オンライン上で回答してもらいます。
回答結果は、オンライン上でデータとして回収することができ、エクセル等へダウンロードできるサービスもあります。
メリット
- 設問用紙や解答用紙を準備する必要がない
- サービスによるが設問は記述式・選択式など選ぶことができる
- 収集したアンケートの結果が簡単にデータ化できる
デメリット
- アンケートを行うURLを発行する必要がある
- 無料でできる範囲が限られ、有料の場合は月額などの費用がかかる
- 各社のサービスによって使い勝手が大きく異なる
- パソコンやスマートフォンに不慣れな人が回答に参加できない
- オンライン上で行うため、セキュリティーの問題が発生する
対面形式のアンケート
回答者に直接会ってアンケートを行う方法です。
あらかじめ聞きたい内容をメモしたり、回答用紙を用意することで、直接質問しながらアンケートを行います。
メリット
- 会話の中でアンケートを行うことができる
- 用意している設問以外の深い内容を聞き出すことができる
デメリット
- アンケート回答の数を得るために膨大な時間がかかる
- 直接会う約束を取らなければアンケートが実施できない
電話でのアンケート
回答者に電話をかけてアンケートに答えてもらう方法です。
対面と同じように、あらかじめ聞きたい内容をメモしたり、回答用紙を用意することで、電話で質問しながらアンケートを行います。
メリット
- 会話の中でアンケートを行うことができる
- 設問以外の深い内容を聞き出すことができる
デメリット
- アンケート回答の数を得るために膨大な時間がかかる
- 電話口のため一方的に断られてしまう可能性がある
まとめ
いかがでしたでしょうか。アンケートを実施する方法は主に上記の5つが考えられます。
アンケートの特性や回答者の年齢層、予算や回数など、実施する方によってそれぞれの良い点・悪い点があるかと思います。
アンケート実施の際の参考にしていただければ嬉しいです。