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マークシートの専用読み取り機「OMR」とは?OMRとOCRの違い

OMRという言葉を聞いたことはあるでしょうか?

マークシートに関わる人には馴染みのある言葉ですが、一般的には知られていない言葉なのではないでしょうか。

このページでは、OMRについて、類似語であるOCRについて、それぞれの違いについて詳しく解説します。

OMRとは

OMRには、2つの意味があります。

1つ目は、Optical Mark Readerの略であるOMRです。

Optical Mark Readerを直訳すると、「光学式マーク読み取り装置」となり、マークシートを読み取る専用装置のことです。

2つ目は、Optical Mark Recognitionの略であるOMRです。

Optical Mark Recognitionを直訳すると、「光学式マーク認識」となり、マークシートを読み取る仕組みのことです。

光学式マーク認識=マークシートと定義されることもあります。

どちらのOMRも混在しながら使用されますが、OMRは光センサーによってマークシートに塗りつぶされたマークの位置を直接認識する仕組みやその仕組みを利用した読み取り装置のことを指します。

光センサーによって光の反射を認識するため、マークは光に反射するものでないといけません。それが鉛筆を利用される理由の1つです。

※OMRの仕組みについて詳しくは「光学式マーク認識(OMR)の仕組み」を参考にしてください。

類似語であるOCRとは

OCRもOMRと同じように、2つの意味があります。

1つ目は、Optical Character Readerの略であるOCRです。

Optical Character Readerを直訳すると、「光学式文字読み取り装置」となり、文字を読み取る専用装置のことです。

2つ目は、Optical Character Recognitionの略であるOCRです。

Optical Character Recognitionを直訳すると、「光学式文字認識」となり、文字を読み取る仕組みのことです。

装置であるOCRは、昔から郵便番号の読み取りなどに使われており、皆さんの知らないところで活躍していました。

仕組みとしてのOCRは、線のパターンや形状を解析することで人が書いた文字や数字を読み取り、文字データとして取り出すことができます。

OMRとOCRの違い

上記で装置や仕組みを解説したように、OMRとOCRの違いは、

Mark=マークとCharacter=文字の違いです。

OMRの場合は、マークした箇所を認識・読み取るのに対し、OCRの場合は、文字や数字自体を認識・読み取ります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。OMRもOCRもどちらも馴染みが薄い言葉ではありますが、マークシートの導入を検討されている方にとっては、知っていて損はないような情報かと思います。

マークシートだけでよいのに間違って文字認識装置を買わないように注意いただけたら嬉しいです。

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