テストや試験の解答形式には、記述式とマークシート式の2種類があります。
そんな解答形式ですが、不公平さが生まれる可能性があることをご存知でしょうか。
このページでは、記述式解答の生徒に与えるメリット・デメリットと、マークシート解答の生徒に与えるメリット・デメリットを解説した上で、公平さが生まれるのはどちらかを検証していきたいと思います。
目次
比較前の基礎知識
記述式解答の採点とマークシート解答の採点を比較する前に、基礎知識として記述式解答の採点とマークシート解答の採点について解答する側のメリット・デメリットを簡単に説明します。
記述式解答の採点のメリット・デメリット
メリット
- 回答に至るまでの過程を評価してもらえる
- 慣れた解答形式であるためスムーズに解答できる
デメリット
- 記述式解答の場合、採点指標が不明確で採点者により点数が変わる可能性がある
- 回答するための時間がかかる場合がある
マークシート解答の採点のメリット・デメリット
メリット
- 公平な採点をしてもらえる
- 白紙の回答がなくなる
デメリット
- テクニックが必要となる
- 筆記用具の選定が必要になる
※詳しくは「マークシート解答のメリット・デメリット」を参考にしてください。
記述式解答の採点とマークシート解答の採点の仕方
記述式解答の採点方法
記述式解答の採点は、一般的には先生など、人の手によって採点が行われます。
手順としては、
- 記述式解答は正答の基準を設定
- 答えを見ながら1枚1枚解答と照らし合わせて採点
- 採点ミスがないか1枚1枚ダブルチェック
の2つの手順があります。
つまり、人の手によって行われるために、ダブルチェックが必要となるのです。
マークシート解答の採点方法
マークシート解答の採点は、一般的にはすべで機械的に読み取り、専用のソフトウェアがマークの場所を認識することで行われます。
近年のマークシートシステムの技術では、認識ミスはほぼ無いに等しいほど、正確に採点が行われます。
※ただし、マークする箇所を間違えたりなどのミスは含まれません。
人の手が関わるのは、マークシート用紙をスキャナや読み取り機にセットする時だけとなります。
公正な採点が行われるのは?
上記で解説したように、記述式解答の採点は、採点者によって採点基準にバラつきが出る可能性があり、少なからず、不公平さが出てしまうリスクがあります。
そんなリスクを回避するためには、正答がはっきりとしているマークシート採点を利用することが問題解決の1つになるのではないでしょうか。
もし、このページを見て、手間を削減したいと思われた先生は、是非一度、マークシート採点について調べてみてください。